渡邊人事労務パートナー事務所便りをお届けします

社会保険労務士法人 渡邊人事労務パートナーズ 代表社会保険労務士 渡邊武夫

労働保険の年度更新について
(7月10日が締切日です)

◆労働保険とは
労働保険とは労災保険と雇用保険を総称したものであり、保険料は1年に1回、この時期に申告納付(年度更新)することになっております。今年は6月1日から7月10日までが申告納付期間となっております。相応のコストがかかるため、経営上間違いなく行う必要のある手続きとなります。

労働保険=労災保険+雇用保険

◆年度更新とは
 労働保険料の納付システムでは、当年度に概算で申告・納付し、翌年度確定精算を行うこととなっております。

例えば、当年度の支払い賃金見込み額を2000万円として保険料を納付した場合、翌年度実際には2500万円であれば、差額500万円分の保険料を翌年度に確定精算(追徴)します。一方実際には1500万円であれば、差額500万円分の保険料が翌年度に確定精算(還付)されます。この申告を「年度更新」と称しております。この申告時期が通常7月10日締切日となっております。

年度更新で申告・納付する保険料  =前年度確定保険料(追徴又は還付)
+当年度概算保険料

◆労働保険料は年間賃金総額で決定されます
 労働保険料は、労働者に支払われた年間賃金総額に保険料率を掛けた金額となっております。このため、当然ながら賃金を多く支払えば労働保険料も高くなります。

サンプル事例(一般的な各種事業の場合)
〇年間概算賃金額が1000万円の時
 合計保険料165,200円(内訳は下記の通り)
・労災保険:3万円(料率1000分の3)
・雇用保険:13.5万円(料率1000分の13.5)
・一般拠出金(アスベスト拠出):200円
 (料率1000分の0.02)
 
〇年間概算賃金額2000万円の時:
合計保険料330,400円(1000万円の2倍)

〇年間概算賃金額3000万円の時
  合計保険料495,600円(1000万円の3倍)

◆年度更新申告書の申告方法
すでに役所から年度更新一件書類が郵送されていると思いますが、必要事項を記入の上、労基署・銀行・郵便局等で保険料を添えて提出します。なお、当事務所と顧問契約をされているお客様は当事務所で対応させて頂きます。
書き方が分からないときは、各地の労基署窓口で書き方指導を受けられますし説明会も開催されております。更には、電話で照会したいときには、厚生労働省が委託した外部業者に年度更新コールセンターが開設されており、親切な対応を行ってくれます。
厚生労働省年度更新コールセンター
0120−949-732
(月曜から金曜の9時〜17時まで)

社会保険の算定基礎届について
(これも7月10日が締切日です)

◆算定基礎届とは
 社会保険とは健康保険と厚生年金保険を総称したものであり、保険料算定の基礎となる標準報酬は1年に1回この時期に見直しを行います(定時決定と称します)。

社会保険=健康保険+厚生年金保険

1年に1回この見直しを行うための基礎資料を、会社が年金事務所や健保組合に届出することを算定基礎届と言います。
 前出労働保険の年度更新と同様、そろそろ一件書類が郵送される頃と思いますが、これも7月10日が提出締切日とされておりますので、届出準備が必要となります。なお、当事務所と顧問契約をされているお客様は当事務所で対応させて頂きます。

◆標準報酬月額の改定方法(定時決定)
  会社の昇給・降給・諸手当の変動に合わせて標準報酬月額を洗い替えします。7月1日に会社に在籍している社員の4月・5月・6月の報酬月額の平均をとり標準報酬月額を決定します(例外規定もありますが省略します)

 定時決定された標準報酬月額は、原則その年の9月から翌年8月までの標準報酬月額として保険料算出基礎となります。つまり、社会保険料は毎年9月分(10月納付分)より変動となります。

◆昇給の時は社会保険料負担への配慮も必要
 一生懸命働いてくれる従業員に対しては何とか昇給してあげたいというのは経営者のいつも変わらぬ思いですが、従業員の昇給は標準報酬月額の増加ともなります。昇給をご検討の時には社会保険料負担増を加味する必要もあります。
(例) 
標準報酬月額26万円の従業員の賃金を28万円(+2万円)に引き上げた時
標準報酬月額が1ランクアップとなり社会保険料も5,490円増加します。これを会社と従業員が折半するため、2万円の昇給について社会保険料を勘案すると2万2,745円の負担増加となります。


事務所より一言  
 先日我が愛犬桃太郎(黒ラブラドール・レトリーバー犬 8歳)を連れて山中湖にあるドッグリゾート「ワフ」に行って参りました。そこは犬用の本格的な25Mプールがあり、テレビの犬番組で良く紹介される施設です。なにしろ犬だらけ!特にラブラドール種は生来の泳ぎ好きでありどの犬も大興奮でした。中には体重60キロのセントバーナード犬を4匹も連れた猛者もいれば、手の中に入る位小さなチワワに浮き輪を着けて一生懸命泳がせている飼い主もおり、愛犬家も様々であると感じた次第です。

社会保険労務士法人 渡邊人事労務パートナーズ 代表社会保険労務士 渡邊武夫

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