ボランティア休暇助成金20万円登場
(ただし、東京都内事業所限定です)


◆ボランチィア休暇助成金とは
 2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控えて、東京都では働く世代のボランティア参加への気運と裾野拡大のため、ボランティア休暇制度を新設する事業所へ助成金を支給することとなりました。助成金額は20万円です。なお、この助成金は東京都から支給されるため、対象は東京都内の事業所に限定されます。

◆この助成金をもらうためには
 いくつかの要件はありますが、簡単に言ってしまえば、今ある就業規則にボランティア休暇制度(スポーツ大会等で年間3日以上の休暇を認める制度)を追加し、職場に周知徹底することで20万円がもらえます。必ずボランティア休暇を取らせることが要件とはされておらず、また有給・無給は事業主判断で結構です。通常は無給となるでしょう。助成金を多く手がける当職からみると、かなり美味しい助成金といえます。

◆この助成金の申し込みは
 平成29年中に5回(6月〜10月)に分けてそれぞれ120社を選定します。参加を希望する会社は事務局へ事前エントリーを行い当落の連絡を待ちます。当職の都内顧問先へは第一回目のご案内を行い応募者全員が対象に選定されました。この制度が知れ渡る後半になる程競争率は高くなると予想されます。参加をご希望される方はTOKYOはたらくネットで「ボランティア休暇制度整備事業」を検索すると詳細が分かります。都内事業所の方のため弊事務所でも手続き等の代理を承っております。

職場の「転倒災害」防止対策

◆「転倒災害」への対策は職場の重要課題
「すべる」「つまずく」「踏み外す」…職場の転倒災害が、いま大きな問題となっています。
「ころぶ」というと、たいしたことはないものと軽視されがちですが、そんなことはありません。
休業4日以上の転倒災害は、例年、全労働災害の約20%を占めています。特に高齢者は、加齢により身体強度や運動機能が低下するため転倒しやすくなりますが、重症化することも多く、休業日数が長くなる傾向も見られますので、労働力人口の一層の高齢化が見込まれる中、事業場における転倒災害防止対策の徹底が求められています。私が損害保険会社の人事部在職時に、これまでの社内労災事故リストを見たところ、事務所内で階段を踏み外し転落した女子社員が前歯4本を折損という恐ろしい事故事例がありました。現場業務だけでなく、事務業務でも転倒災害には充分留意しなくてはなりません。

◆転倒災害防止のための対策
転倒災害は、どのような職場でも発生する可能性がありますが、その危険性は、問題意識を持って原因を見つけ、対策をとることで減らすことができます。
災害が多発している場所や環境、行動に着目して原因を洗い出し、順次、対策を講じていきましょう。
【すべらないための対策例】
・水や油、粉類などをこぼした場合はすぐに掃除する。
・すべりにくさを考えた安定した靴を選ぶ。
【つまずかないための対策例】
・通路、階段、出入口に物を放置しない。
・段差のある箇所には注意を促す標識をつける。
・足元が見えにくい箇所は十分な明るさを確保する。
【「踏み外さない」ための対策例】
・足元が見えないほど荷物を持ち過ぎない(大きな荷物は台車で運ぶ)。

◆不注意からの災害発生を防ぐために
特にこの頃の時期は、気もゆるみがちで、ちょっとした不注意での転倒事故も発生しやすくなります。
事業場内の安全について改めて意識付けを行うとともに、必要な対策について安全委員会等で検討するなど、リスクの回避に努めましょう。

不当な助成金勧誘にご注意下さい

最近助成金を好餌とする不当な助成金勧誘が横行しており、この遺憾な状況に対して厚生労働省及び全国社会保険労務士会から注意喚起が行われておりますので皆様にご案内申し上げます。

不当な助成金勧誘の例
1.「厚生労働省 ご案内」と名乗ったFAXが送られてくる。・・・厚労省はこのようなFAXをいれることはありません。
2.はじめに厚労省を名乗り、キャリア形成促進助成金(今年度から人材開発支援助成金に名称変更)のご案内という電話がかかってくる。
・・・厚労省は個別企業に助成金勧誘電話をいれることはありません。また、特定の助成金を勧誘することはありません。
3.『今年から新設された「人材開発支援助成金」は利用する価値があるのでお勧めする』・・・人材開発支援助成金(前年度まではキャリア形成促進助成金)は名称変更であり、新設ではありません。また前年度のキャリア形成促進助成金より利用出来るコースが削減され、支給申請も厳格となっており、これまでよりも利用しにくい助成金となっており不当な勧誘です。
4.『貴社だったら〇〇助成金を利用すれば〇〇円の助成金の受給が絶対可能だ』。・・・・ユーザー企業の実態を把握して初めて企業に適合する助成金設計が可能です。ユーザー企業の内容も分からないまま、このような勧誘を行うことは無責任で問題のある行為です。くれぐれもご注意下さい。

事務所より一言

 先日我が愛犬桃太郎(黒ラブラドール・レトリーバー犬 10歳)を連れて山中湖にあるドッグリゾート「ワフ」に行って参りました。毎年この時期に家族孝行ならぬ愛犬孝行を行っております。そこは犬用の本格的な25Mプールがあり、テレビの犬番組で良く紹介される施設です。なにしろ犬だらけ!特にラブラドール種は生来の泳ぎ好きでありどの犬も大興奮でした。中には体重60キロのセントバーナード犬を4匹も連れた猛者もいれば、手の中に入る位小さなチワワに浮き輪を着けて一所懸命泳がせている飼い主もおり、愛犬家も様々であると感じた次第です。桃太郎も今年の5月で10歳と老犬の部類に入りますが、ことプールについては年齢を感じさせません。

PageTop

MENU
  • 代表社会保険労務士 渡邊武夫
  • 東京都新宿区西新宿7-17-14
    新宿シティ源ビル5F
    TEL.03-3363-3050
  • お問合せフォーム